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声は正直-3「気恥ずかしさ」
投稿日2021.11.5
ブログ朗読コラム  

声は正直-1「イメージ」

声は正直−2「承認欲求」

 

人前で話す、読む、ということに極度の恥ずかしさを持つ人は少なくありません。

実際、世の中にはたいへん多いのではないかと思います。

朗読稽古屋ことつぎに長く通われる生徒さんにも、少しも恥ずかしがらない、という人は一人もいません。

 

けれども【外見からは恥ずかしがっているように見えない人】たちは多くいます。

その人たちは

「自分の恥ずかしさ」

より

「聴く人への配慮」

の方が優位に立っているのでしょう。

 

【自己のためでもあるが他者にも向け共有している】

【聴きやすくなるよう工夫して朗読する】

 

という自覚が明確にある人たちです。

そのとき、恥ずかしさを乗り越えるスイッチが稼働します。

 

気恥ずかしさがあることは、ちっとも欠点ではありません。

むしろ控えめで可愛らしいことです。

少しくらいの照れなら、微笑ましくて却って魅力です。

 

けれども元来

「恥ずかしい」

は、相手不在の自分にだけ向いた感情で、相手には何の役にも立ちません。

それどころか、過ぎれば相手に気を使わせてしまいます。

朗読するときは、聴き手優先の感情に切り替えてもらいたいのです。

 

さて、

恥ずかしさが高じて緊張すると、声がうわずったり、喉が閉まってだんだん出なくなったり…。しますよね。

 

恥ずかしさは、打ち勝つしかないのでしょうか。

「根性」みたいなものを、鍛え上げて手に入れるより他ないのでしょうか。

いえいえ、一番のクスリは

「恥ずかしがる自分に慣れる」

ことではないかと私は考えます。

どなたもつい敬遠し、慣れていないから、恥ずかしさがどんどん新鮮でリアルなまま上書きされてしまうのです。

前の恥ずかしさを忘れるくらい、またすぐに恥ずかしがる自分を見つめることです。

そうやって恥ずかしがる自分を認め、絶えず共存してしまうのです。

自分の声を録音や録画し、何度も繰り返し直面することも一つの方法です。

自分を乗り越え、客観視できる瞬間は必ずや訪れますよ。

 

恥ずかしさが変形して、何といいますか…

「やさぐれ」た声になってしまう人がいます。

これはつくづく損だなと思います。

ご本人は照れ隠しのつもりなのでしょうが、投げやりのように聞こえたり、尊大に聞こえたりするのですから。

相手に????を与えますね。

以前、ある外部のグループの講師に赴いたとき、このようなタイプの人が一人おいででした。

その人は、本来朗読を学ぶためにそこに居たのではない部外者でした。

人数合わせのために、そのグループの監督者が飛び入り参加させたもので、その人にとっても意表をつく展開でした。

 

そんな事情もあり、その人は座り方からして、斜に構え

「俺、別に本当はやりたくないですよ、いやいやですからね」

みたいな風情を暗に示している。

テキストの持ち方もどことなく偉ぶっているよう。

「だから、下手でも、俺のせいではないんで」

苦手意識を持っている自分を認めたくないのか、何とか正当化させる心が見え隠れします。

当然、声にもそのまま気持ちが写ります。

短い詩を読んでもらいましたが、ふてぶてしくて、言い訳がましく、聴いていて、ただただ辛くなりました。

放り投げるような一本調子で、語尾を伸ばしたり、読み間違えても「ええ、っと」と繋いだり、笑い声になったり。

 

私はひとことだけ言いました。

「ご自身では今の読み方で良かったですか?」

ご本人に響いたかどうかは分かりません。

一瞬感、きょとんとしていたようにお見受けしました。

「さあ…」

とおっしゃって、それ以上何も言いませんでした。

 

朗読講師の仕事は、その人の性格を矯正することではないでしょう。

でも、今ある姿を見つめ直してもらわないと、先に進めない場面は多々あります。

やっぱり、そういう読み方を肯定する訳にはいかないな。

これは、聴く人全員の代弁だと思ってほしいです。

 

損な性分は誰にもありますよね。

そういう私にも沢山。

少しずつ、少しずつ、でいいから、

死ぬまでに改善させましょう!

 

声を心の鏡にして

見つめましょう

自分のありようを。

 

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