先日、埼玉県の秩父市内にあるデイサービスの施設で
朗読ボランティア
をさせて頂く機会を得ました。
スタッフさんも、利用者さんも、お一方をのぞいては、すべて初めて会う方々でした。
当日、私がしたことは、キーボードをお借りして、唱歌を歌ったり、歌詞をみんなで大きな声で読み上げたり。
たったそれだけです。
それなのに、皆さんとは旧知の仲みたいに急に仲良くなれるんです!
「もう一曲!」
「もう一曲!」
と、アンコールを頂き、最後は
「もう帰っちゃうの〜?」
「また来てね!」
と、まるで親戚づきあい。
私も、こう見えて(どう見えてるかな?)人見知りなんです。
それは以前からできるだけ隠そうとしていましたが、本当は初対面ではとっても緊張していました。
けれども、朗読を初めてから、いつも思うのです。
「みんなで一緒に声を出すと、すぐに親しくなれる」
って。



朗読教室主催の発表会で、ペアになって朗読をすることがあります。
発表前は、なんどもなんども合わせ稽古をするわけです。
すると、赤の他人だったはずのその方たち同士が、やがてプライベートでも連絡し合うようなお友達になっています。
これも
「一緒に声を出すと親しくなる」効果ですね。
私には
「一緒に声を出せば大丈夫!」
という力強いお守りが出来たので、いつしかもう初対面の方との距離だって、ちっとも怖くなったのです。