朗読コラム 朗読コラム

投稿日2020.03.13
お知らせ朗読コラム  

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いつもことつぎを応援してくださる皆さま

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このたびは、ことつぎLINEへのご登録、誠に有難うございます。

続々とたくさんの方から温かいメッセージを頂いておりますお陰で、この頃は日中一人で居ることも多いのですが、気持ちが和んでおります。

皆さまの優しさに、心よりお礼申し上げます。

全てのお便りに目を通しておりますが、返信が敵っておりませんことをどうぞお許しくださいますようお願いいたします。

 

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朗読を愛する皆さんは、この時世を

どのように「読む」のでしょうか

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日本中といわず世界中が、新型コロナウィルス禍によって混迷を極めています。

衛生用品が品薄だという世間のざわめきを知ったとき、特に持病もない私はウィルス感染そのものより、人心に怯えました。

時時刻々変転している世界では、コロナウィルスの陰に隠れ、普段より尚見えにくくなっている不幸せな出来事も間断なく起きているはずです。

 

 

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釈迦なら何を説くのでしょうか

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ダンマパダ(Dhammapada)

より、4編の詩ををご紹介します。

「ダンマパダ」は「法句経(ほっくきょう)」とも言われ、パーリー語で書かれた原始仏典で423編の詩(韻文)から成っており、仏陀の言とされるテキストの中から「真理」として抽出されていると言われています。

 

※赤字部分=荻原雲来(おぎわらうんらい)訳

↓青空文庫「法句経」

https://www.aozora.gr.jp/cards/001529/files/45958_30545.html

 

※他、訳文参考文献=中村 元「ブッダの真理のことば・感興のことば」(岩波文庫)

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(第4章ー50)他の過失と他の作と不作とを觀るべからず、たゞ己の作と不作とを觀るべし。

(たのかしつと たのさくと ふさくとを みるべからず、ただ おのれのさくと   ふさくとを みるべし

 

他人の過失を見るなかれ。他人のしたこととしなかったことを見るな。ただ自分のしたこととしなかったことだけを見よ。

 

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(第14章ー188)衆人怖に逼められて、多くの山、叢林、園苑、孤樹、靈廟に歸依す。

(しゅうじん ふに せめられて、おおくのやま、そうりん、おんえん、こじゅ、れいびょうに きえす)

 

(第14章ー189)此の歸依は勝に非ず、此の歸依は尊に非ず、此の歸依に因つて能く諸の苦を解脱せず。

(このきえは しょうにあらず、このきえはそんにあらず、このきえによって よく もろもろのくを げだつせず)

 

恐怖にかられた人々は、山に、林に、園地に樹木に霊域にと、様々な場所に救いを求めようとする。
しかしそれは安穏な救済所ではない。
それは最上の救済所ではない。
そのような救済所へ来たところで、すべての苦しみから逃れることなどできないのだ。

 

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(第17章ー223)不忿を以て忿に勝て、善を以て不善に勝て、施を以て慳に勝て、實語を以て妄語者に勝て。

(ふふんをもってふんにかて、ぜんをもってふぜんにかて、せをもってけんにかて、じつごをもって もうごしゃにかて)

 

怒らないことによって怒りに打ち勝て。
善い行いによって善からぬことに打ち勝て。
布施(分かち合うこと)によって物惜しみに打ち勝て。
真実によって虚言に打ち勝て。

 

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いかがでしょうか。

昨今のコロナヒステリーとも言える現象を見据えているかのような言葉だと思いませんか?

 

仏陀の言う「怒りに打ち勝て」とは

怒らずにひたすら我慢しなさい、と言う意味ではありません。

 

「怒り」に囚われるな、ということなのです。

 

 

 

 

 

※転載不可

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コロナウィルス感染拡大防止に関する大切なお知らせ

過去の記事

政府より発表の「自粛延長要請」をうけまして

【重要なご連絡】朗読会「美し國 日本」延期のお知らせ

【大切なお知らせ】コロナウイルス感染予防対策につきまして

 

 

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3月10日より「朗読稽古屋ことつぎ」のLINEをはじめました。

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なお、当アカウントは送信専用ですので、返信はできません。

ご了承くださいますようお願いいたします。

 

 

 

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投稿日2020.03.7
朗読コラム  
男時(おどき)
勝負事において好運に恵まれているとき。
女時(めどき)
何事にもうまくゆかない時期(相手が有利なとき)
ーーーー
能楽を大成させた『世阿弥』の用いた言葉で、著書「風姿花伝」の中では
「時の間(ま)にも、男時・女時とてあるべし」
と記しています。
つまりまあ、
ーーーー
良い時も悪い時も交互に来るよ〜
ーーーー
ということです。
これと似ていると思うのは、有名な
ーーーー
「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」
ーーーー
こちらは『准南子(えなんじ)』
前漢の頃の人間訓です。
ーーーー
好い出来事は悪運に転じやすい。
悪い出来事は幸運に転じやすい。
ーーーー
う〜ん。
こう解説するとあまり面白く伝わらないのですが、この塞翁之馬の故事は、本当によくできていて面白いので、興味があったら調べてください
(えいやっ!丸投げ)
世阿弥の「男時女時」も准南子の陰陽思想がヒントになっているのかもしれません。
ーーーー
男・女と言えば。
日頃なにげなく
「ごきょうだいはいらっしゃいますか?」
と会話しますね。
しかし本来「きょうだい」は「兄弟」
男性限定です。
従って正しくは「兄弟姉妹(けいていしまい)はいらっしゃいますか?」と訊ねなければならないのだ!笑
わはは。
嘘です!
近頃では、「兄妹」「姉弟」と書いて「きょうだい」と読ませることもありますし、「きょうだい」を、男女の差無く使うことは間違いではありません。
ちなみに「姉妹都市」は「city」が女性名詞だからですが…(これはつきつめるとややこしい)
「姉妹店」「姉妹校」などはまた別の意味がありそうです。
ーーーー
昨今、世知辛い世の中と感じますが
むかしのひとも言う通り、
悪い=好い
ですよね。
だから、
好いときも悪いときも等しく
油断せず、慢心せず、悲観せず
日々を淡々と生きていたらいいだけのことです。
(それがなかなかできないっ!)
世の中が疑心暗鬼だらけの今だからこそ、
誰かれ構わず
「よう!きょうだい!」
と声をかけてみてください。
何の話?これ?
投稿日2020.01.20
朗読コラム  

私は年末年始にバタバタしておりましたので、大寒に入りようよう新年らしい気分になりました。
今年は七草粥も食べ損ねましたし、何かにつけちっとも風情がありませんでした。
しかし最近ではフリーズドライが売っていますから、少々邪道かもしれませんが求めて今日食しました。

生徒さんに「春の七草」をそらで言えますか?と問うと、これが案外皆さん言えない。
「春の七草」は七五調になっているので、たいへん覚えやすい。
覚えていて損はないから、是非暗記してほしいです。
損どころか、毎年一月七日が近づくたびに声に出してみると、それだけで、どこか懐かしいような、甘く幸せな気分になれますよ。


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せり なずな
ごぎょう はこべら
ほとけのざ
すずな すずしろ
これや七草
ーーーーーーー

 

 


「これぞ」は「これや」とおっしゃる方もいてどちらでも結構かと思います。
古くは、七草は粥でなく羹(あつもの)=吸い物にして食したとのこと。
のちに「七草、なずな、唐土の鳥は〜」などと囃しながら包丁で調子良く菜を叩き切るようになったそうです。
私はこの囃子歌を知らなかったのですが、ご存知の生徒さんがいらして教室で歌ってもらうことができました。


「羹」といえば「羹に懲りてなますを吹く」といういろはかるたの文言を思い出します。
熱い吸い物で火傷して懲りて、冷たい料理にまでフーフーと息をふきかける(失敗して必要以上に用心深くなる)という意味のことわざです。
「あつもの」なんて言葉も、もうみんな知らないでしょうね。


物の名前をたくさん知っていると、目に浮かぶものが増えるのは楽しいです。
「七草」は忘れてなかったので安心しましたが「いろはかるた」48枚が今でも全部そらで言えるか、お粥ばっかり食べていないで、こっちの方もあとで脳トレしてみます。

 

投稿日2019.12.25
朗読コラムおすすめの本  

太宰治「メリイクリスマス」

https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/295_20170.html

 

文章を脳内で視覚化、聴覚化、嗅覚化できる方なら、この作品にたまらない魅力を感じるか思います。

灯、喧騒、裏通り、匂い…

切なく温かく身に迫ります。

 

皆さん良いクリスマスを。

 

 

 

投稿日2017.09.12
朗読コラム  

いつも私の拙い朗読コラムをお読みくださり、有難うございます。

 

 

これは、朗読稽古屋ことつぎでお配りしている教材の一部です。

 

画像クリックで拡大します

 

一つ一つのことばをおろそかにせず、イメージを大事にしながら声に出してみてください。

最初は、あまり深く考えず、まずは直感でやってみるのがいいでしょう。

 

直感的な「イメージ」には、多くの「先入観」が付きまといます。

「赤い」ひとつと取ってみても、ふと思い浮かぶのは

 

◎美しい薔薇の真紅

だと言う方があるでしょう。または、

◎生々しい流血

である方もいらっしゃるでしょう。

はたまた、

◎信号機の一色

だと思う方もあるかもしれません。

 

すると、それぞれ別の

「赤い」

に対する表現があってしかるべきでしょう。

 

また、

 

「明るい」

 

は、ポジティブなイメージが浮かぶのがごく自然ですが

もし、登場人物がひどくふさぎ込んでいる時なら、他人の明るさや、陽の明るさに、むしろ打ちのめされてしまうこともあるのではないでしょうか。

だとしたら、そ明るさ、登場人物にとって残酷でネガティブなものです。

前後の脈略によって、「明るい」のニュアンスも変わりますね。

 

同様に

 

「暗い」

も、画一的ではありません。

夜を待って、逢瀬をする恋い焦がれる同士のカップルには

暗さは色彩豊かなロマンスを演じることでしょう。

 

けれども、闇夜の何ひとつ見えない辻で、猛獣のうめき声が聞こえてきたら、それはどんな恐ろしさを秘めた暗さでしょう。

 

「暗い」にも多くのバリエーションがありそうですね。

 

 

ことばには「イメージ」があっても、そこに限界がありません。

だから、読み手もイメージに限界を作ってほしくないのです。

沢山の解釈をして、あれこれ試してみて、その上で、バランスや自分のやり方というものを確立させていってください。

 

「この話はこういう話」

「私はこういう風にしか読みたくない」

 

という決めつけや拒絶をするより、イメージという無限の宇宙の中を彷徨ったほうが私は楽しいと思います。

彷徨い、迷子になりながら、ふんわり着地してもらいたいな、と私は考えています。

 

 

よく教室で、こんな遊びをします。それは、

 

『真っ黒なものを思い浮かべながら「真っ赤」と声に出す』

 

なんていう他愛ないことなのですが(今すぐ試してみて?)

 

これ、なかなか深いのですよ。

何だか気持ちが入らず、うまく言えないんです。

嘘の自白をしているみたいな???

なんとも心もとない心境になるのです。

人は本来、偽りを発語しにくいものなのですね。

 

と、云うことは、

 

誠のことは言いやすい!

 

と考えることもできます。

 

 

昔から

 

「講釈師、見てきたような嘘をつき」

 

などと、言いますね。

 

場面を本当に見ているかのように、または、本当に作者や詩人の心の中に入ったように、まざまざと思い浮かべて声に出すと、きっとそれはリアリティを伴う言葉になるでしょう。

けれども、それは、どのように見ようと、見つめる者の自由なのです。

 

 

こんな夢を見た。
 腕組をして枕元にすわっていると、仰向あおむきに寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。女は長い髪を枕に敷いて、輪郭りんかくやわらかな瓜実うりざねがおをその中に横たえている。真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、くちびるの色は無論赤い。とうてい死にそうには見えない。しかし女は静かな声で、もう死にますと判然はっきり云った。自分もたしかにこれは死ぬなと思った。    

夏目漱石「夢十夜」より「第一夜」冒頭

 

 

皆さんが思う「静かな声」とは、どの程度の音量でしょう。

長い髪とは、背中のあたりですか。腰のあたりですか。

 

 

皆さん、物語の中を歩き、自由に見つめて、、、、

見てきたような「本当」を吐く(つく)朗読師になってくださいね!

 

 

 

※このコラムは不定期に更新しています。

次回は

 

「朗読は門戸が広くて奥行きも広い」

を予定しています。

 

 

 

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