朗読稽古屋ことつぎ

二子玉川駅より徒歩14分
世田谷区野毛にある
ウエムラアキコの朗読教室

朗読稽古屋ことつぎについて

朗読稽古屋ことつぎの軌跡

  • 平成二十六年2014年

    「朗読の隠れ家 かふぇ えすぷれっしぼ」として 大田区久が原にて朗読教室を開講

  • 平成二十九年2017年

    屋号を現在の「朗読稽古屋ことつぎ」に改める

  • 令和五年2023年

    世田谷区野毛に移転
    現在までに延べ約700名への指導を行う

  • 令和六年2024年

    お陰さまで教室開講十周年を迎えます

ウエムラアキコについて

昭和四十年東京都生まれ。本、音楽、古典芸能、映画好きの一族のもと育つ。
三歳より音感トレーニングとピアノレッスンを始める。
長女に持病があったことで定職に就きづらく、飲食業、事務職など転々としながら子育てをする。
三十代後半、病を発症。不調の原因が特定できないまま二年間ほど寝たり起きたりの生活になる。
無為な生涯になるかもしれないことに焦燥感を抱きつつ、慰めに読書に耽ったり、古い落語録音を聴いたりして日々をやり過ごす。
お気に入りの噺家は、脳出血で半身付随になっても高座に上がっていた。後遺症で流暢とは言えない滑舌ではあるが、寄席は呵々大笑が止まない。
噺家の仕事ぶりに思いを馳せ、文字通りテープが擦り切れるほど泣き笑いしながら噺を聴いていたある日、ふと、「私もせめて『声』だけでも残れば、いつか誰かを笑顔にすることができるかもしれない」と思い立ち、絞り出すような掠れ声で手持ちの本を音読してみる。
当初は数分音読しただけで喉が焼つくように痛くなるが、次第に細々と声が出せるようになったところで、朗読教室の門を叩く。同時に中断していたピアノレッスンも再開し、ふたつの学習を通し「音とことば」について独自の発想を得る。しかしながら教室へ行く途中の電車でたびたびパニック症状が起こり、苦しさから休みがちになり、ほんの数年で挫折。
その後、自宅で自己流の発声練習をはじめるうち、一進一退で病が快方に向かう。
殆ど出なかった声を難なく出せるようになるまでの自主トレーニングの経験から、緊張を解いて発声することを基礎に朗読指導をはじめ現在に至る。

趣味 / ピアノ 鍵盤ハーモニカ 三味線 古い映画を観ること
特技 / 精進料理
好きな食べ物 / 餅 うどん 豆
苦手なこと / 一人でお店に入ること 暗記

教室はプロや受験者を養成するためのトレーニングは行なっておりません。
滑舌、声量、抑揚は相手に届ける努力が感じられることが好ましい。
それらに自信のない方でも、届け先の感受性にピントを合わす意識を高めれば、ちゃんと伝わるのです。
従いまして単に声が大きければ好い、アクセントがハキハキしていれば上手い朗読、というものではありません。
聴き心地のよい発声を育てましょう。
レッスンでは読み物を通し、ふと思い出話に花が咲くことが多々あります。
本が好きな人とは深掘りした読み解きのディスカッションでお話しが尽きません。
読書が苦手な方や読解力に自信のない方は、多種な文学に触れ、その特性や魅力について一緒に考えてみましょう。

・美しい読み姿、本の持ち方、めくり方、身のこなし、 好感をもたらす表情。
・思いを乗せ嘘のない言葉を発する。それだけで自ずと抑揚の効いた読み方になるということ。
・未知の日本語に数多く出逢い、常日頃から手垢のついた言葉のみで身を固めない人になる。
・言の葉の音が放つ筆者の美意識に触れ、ひいては自身が放つ声音への感度をあげる。
・作品の登場人物や筆者の考察を通し多様な生涯への想像力を高める。

朗読稽古屋ことつぎは、誰かに勝つために朗読をはじめたいと思っている人には不向きです。
生涯を通し謙虚に勉学に勤しみたいと考える方にいらしていただきたいところです。

・物語の真髄に近づける人
・聴き手がストーリーに移入しやすいよう工夫できる人

上記のように「筆者と聴き手の間に立つ人」に育ってもらいたいと願っています。
それらはどちらも「他者に関心を寄せられる人」であり、共生社会において殊の他尊いことだと考えるからです。

・情景や心理を懸命に深く探ろうとした形跡が見える朗読
読み手が他者を理解しようとする慈悲深さが感じられ、感銘を受けます。

・お国言葉のイントネーションが見え隠れする朗読
方言のアクセントを聴いていると、脳が海や土を感じ、快くなります。
何故だか懐かしさすら覚えます。標準語しか喋れない私には羨ましい限りです。
当教室では、それぞれの多種多彩を尊重し、ご両親からもらったこの世にたったひとつし
かない声と、育ててくれた土地のアクセントを活かした朗読法を提案します。

朗読をさらに奥ふかく
お知りになりたい方は
こちらよりお問合せ願います

お問い合わせ