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いつもことつぎを応援してくださる皆さま
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このたびは、ことつぎLINEへのご登録、誠に有難うございます。
続々とたくさんの方から温かいメッセージを頂いておりますお陰で、この頃は日中一人で居ることも多いのですが、気持ちが和んでおります。
皆さまの優しさに、心よりお礼申し上げます。
全てのお便りに目を通しておりますが、返信が敵っておりませんことをどうぞお許しくださいますようお願いいたします。
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朗読を愛する皆さんは、この時世を
どのように「読む」のでしょうか
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日本中といわず世界中が、新型コロナウィルス禍によって混迷を極めています。
衛生用品が品薄だという世間のざわめきを知ったとき、特に持病もない私はウィルス感染そのものより、人心に怯えました。
時時刻々変転している世界では、コロナウィルスの陰に隠れ、普段より尚見えにくくなっている不幸せな出来事も間断なく起きているはずです。
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釈迦なら何を説くのでしょうか
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ダンマパダ(Dhammapada)
より、4編の詩ををご紹介します。
「ダンマパダ」は「法句経(ほっくきょう)」とも言われ、パーリー語で書かれた原始仏典で423編の詩(韻文)から成っており、仏陀の言とされるテキストの中から「真理」として抽出されていると言われています。
※赤字部分=荻原雲来(おぎわらうんらい)訳
↓青空文庫「法句経」
https://www.aozora.gr.jp/cards/001529/files/45958_30545.html
※他、訳文参考文献=中村 元「ブッダの真理のことば・感興のことば」(岩波文庫)
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(第4章ー50)他の過失と他の作と不作とを觀るべからず、たゞ己の作と不作とを觀るべし。
(たのかしつと たのさくと ふさくとを みるべからず、ただ おのれのさくと ふさくとを みるべし)
他人の過失を見るなかれ。他人のしたこととしなかったことを見るな。ただ自分のしたこととしなかったことだけを見よ。
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(第14章ー188)衆人怖に逼められて、多くの山、叢林、園苑、孤樹、靈廟に歸依す。
(しゅうじん ふに せめられて、おおくのやま、そうりん、おんえん、こじゅ、れいびょうに きえす)
(第14章ー189)此の歸依は勝に非ず、此の歸依は尊に非ず、此の歸依に因つて能く諸の苦を解脱せず。
(このきえは しょうにあらず、このきえはそんにあらず、このきえによって よく もろもろのくを げだつせず)
恐怖にかられた人々は、山に、林に、園地に樹木に霊域にと、様々な場所に救いを求めようとする。
しかしそれは安穏な救済所ではない。
それは最上の救済所ではない。
そのような救済所へ来たところで、すべての苦しみから逃れることなどできないのだ。
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(第17章ー223)不忿を以て忿に勝て、善を以て不善に勝て、施を以て慳に勝て、實語を以て妄語者に勝て。
(ふふんをもってふんにかて、ぜんをもってふぜんにかて、せをもってけんにかて、じつごをもって もうごしゃにかて)
怒らないことによって怒りに打ち勝て。
善い行いによって善からぬことに打ち勝て。
布施(分かち合うこと)によって物惜しみに打ち勝て。
真実によって虚言に打ち勝て。
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いかがでしょうか。
昨今のコロナヒステリーとも言える現象を見据えているかのような言葉だと思いませんか?
仏陀の言う「怒りに打ち勝て」とは
怒らずにひたすら我慢しなさい、と言う意味ではありません。
「怒り」に囚われるな、ということなのです。
※転載不可
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